ヨツバムグラ(四葉葎)

Galium trachyspermum


ヨツバムグラ1


  • 科名・属名 : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴 :
     草丈20〜50cmの多年草。
     茎は下部で分枝し、4稜があり無毛。
     葉は4個が輪生、葉身は卵状楕円形〜卵円形、長さ6〜15mm、幅3〜6mm。先は円頭で短く尖り、縁と裏面に斜上する白毛がある。
     花は枝先や葉腋から短い花序を出し数個の花を密集してつける。花柄は短く、長さ1〜3mm。花冠は淡黄緑色で直径約1mm、先は4裂する。雄しべは4個、花冠の基部に付着する。
     果実(分果)は2個、表面に鉤状に曲がった短い突起状の毛がある。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国)
     田畑の畦や丘陵の草むら

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2015年4月11日  鹿児島県屋久島
    中・全体2 2025年5月23日  東京都八王子市
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
    中下・花    同  上
    左下・果実 2027年5月20日  鹿児島県屋久島
    右下・葉 2015年4月11日    同  上

  • 撮影記 :
     アカネ科アップの折り、先が刈られたいじけた株の写真しか掲載できず気にかかっていた。
     今年、この花に出会ったら正しい姿?を撮影してあげようと思っていたら、早速出会うことができた。
     全体の感じはヒメヨツバムグラによく似ているが、本種のほうが葉の幅が広く力強い感じだ。
     ただ、花は小さく草むらの中で咲いていることが多いので、特徴がわかるように撮影するのには苦労する。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ヨツバムグラ2

花

果実