エゾルリトラノオ(蝦夷瑠璃虎の尾)

Pseudolysimachion kiusianum subsp. miyabei


エゾルリトラノオ1


  • 科名・属名 : ゴマノハグサ科 ルリトラノオ属
     注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)、クワガタソウ属(Veronica)、学名(V. ovata subsp. miyabei var. miyabei)

  • 特徴 :
     草丈30〜100cmの多年草。
     葉は対生、葉身は長卵形、長さ4〜12cm。縁には鋭い鋸歯があるが、あまり尖らない。質はやや厚くて硬く、表面はほとんど無毛で、裏面に密に短毛があり白く見える。葉柄は短い。
     花は茎の先に穂状の花序となり、多数の花をつける。花冠は青紫色で長さ約5mm、4深裂する。

  • 分布・生育地 :
     北海道(南部)、本州(岩手県) (国外:日本固有)
     海岸の草地や礫地

  • 花期 :  7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1990年7月8日  北海道小樽市
    中・全体2、下・花序    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     眼下に濃紺色の日本海を望む岩上の草付きで見かけた。葉の裏に密に毛のあるのが特徴である。
     ここは、秋にはピレオギクアオノイワレンゲなども咲き、季節を変えて何度か訪れた。
     晴れた日には日本海が一望に見渡せ、誰一人として来る人もいない場所での撮影はピクニック気分だった。

  • 同じ科の仲間の花
エゾルリトラノオ2

花序