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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 コゴメグサ属
注.APG分類では、ハマウツボ科(OROBANCHACEAE)、属名以下学名変わらず
- 特徴 :
草丈10〜25cmの半寄生の1年草。
タチコゴメグサと変種関係にあり、タチコゴメグサが石灰岩地に進出した変形である。
葉や苞葉が幅が狭く、卵形や狭卵形で、鋸歯は2〜3対で、先は尖るもののあまり伸びないという違いがある。
花冠は白色。
- 分布・生育地 :
長野県(南部) (国外:日本固有) 石灰岩の砂礫地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年9月16日 長野県南アルプス山麓 中・全体2 1994年9月10日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
この花はタチコゴメグサが変形したもので、葉や苞が細く、鋸歯が長く伸びないという違いがあり、南アルプス山麓の石灰岩地にごく稀に生育している。
石灰岩地はその土壌の特徴からそこに適した形に変わった種が多く、同じように石灰岩の山である伊吹山も同様に固有種が多い。
南アルプス山麓のこの場所もいくつかの固有種が知られていて、時期を変えて何度も通ったが、交通不便な場所で行くだけでも大変だった。

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