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- 科名・属名 : ハイノキ科 ハイノキ属
- 特徴 :
高さ5〜7mの常緑小高木。
2年枝は紫褐色を帯び無毛、1年枝は褐色で径約1cm、初めさび色の圧毛がある。
葉は単葉で互生、葉身は楕円形〜長楕円形、長さ4〜6cm、幅1〜2.5cm。先は鋭尖頭、基部はくさび形、縁にはごく低い鋸歯がある。質は薄い革質、両面無毛、中肋は両面共に突出する。葉柄は2〜5mm。
花は葉腋から出た長さ約1cmの花序にややまばらに3〜7個つき、稀に基部で分枝することがある。花柄は長さ1〜4mm、花序軸、萼や苞には淡褐色の短い圧毛がある。苞と小苞は小さく、長さ0.5〜1.5mm、卵形で残存する。花冠は白色で5深裂し、長さ4〜6mm。雄しべは50〜100個、花盤は有毛。
果実は長楕円形、宿存する萼裂片を除き、長さ7〜10mm、圧毛がある。
- 分布・生育地 :
沖縄(沖縄島) (国外:日本固有) 山地林内
- 花期 : 10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年10月7日 沖縄県国頭郡 中上・全体2 以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
オキナワヤブムラサキの紫色の実を撮影に入ったやんばるの山中、道端にこの花が咲き始めていた。
この科の花は春頃に咲くものが多く、アオバナハイノキは淡紫色の美しい花を見せてくれるが、秋から冬にかけて咲く種類もいくつかある。
花はいずれも小さく繊細な感じで、やはり秋より春が似合うと個人的には思っている。

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