リシリヒナゲシ(利尻雛芥子)

Papaver fauriei


リシリヒナゲシ1


  • 科名・属名 : ケシ科 ケシ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     全体にあらい毛があり、短い根茎があって株を作る。
     葉は多数根生して、葉身は卵形で、羽状に全裂し、下方の裂片はさらに2〜4裂する。先はやや尖り、粉白色を帯び、短い柄がある。。
     花は花茎の先に1個つく。花弁は4個、黄色〜黄緑色、長さ約2cm。蕾の時は花茎の先端が屈曲し垂れ下がる。雄しべは多数。萼片は2個、卵形で緑色、長さ約1cm、錆色の軟毛が密にあり、開花と同時に落下する。
     果実(刮ハ)はほぼ球形〜長楕円形で直立し、長さ7〜11mm、粗い毛がある。種子は極めて多数ある。

  • 分布・生育地 :
     北海道(利尻岳) (国外:日本固有)
     高山の礫地

  • 花期 : (6下)7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1984年7月20日  北海道利尻岳
    中上・全体2    同  上
    (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     利尻岳に花を求めて登る人は、百人が百人この花との出会いを期待して登るだろう。
     日本に唯一自生するケシ科植物であるだけでなく、利尻岳の高山部まで登らないとみられない貴重な花だからだ。
     この花の花期に合わせて利尻岳に登った。長官小屋を過ぎ、登りが急な砂礫地になるころ、登山道際で1花咲いている株を見つけた。
     もっと沢山花をつけている株はないかと探したところ、踏み出すだけで足元の砂礫が崩れていく急なザレ場にまとまって咲いていた。
     あったあったとばかり慎重に近づいて撮影したが、戻ってみるとザレ場のすぐ先は、深い谷に急に切れ落ちており、よくあんな所まで行ったものだと自分にあきれた。

  • 葉

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リシリヒナゲシ2

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