
|
- 科名・属名 : シナノキ科 ツナソ属
注.APG分類では、アオイ科(MALVACEAE)、属名以下学名変わらず
- 特徴 :
草丈1.2m程度になる1年草。帰化
茎は基部からよく分枝して直立または横に広がり、帯褐色で全体に毛がある。
葉は互生、葉身は卵状長楕円形で、長さ5〜8cm。先は尖り、基部は円形〜心形、縁には低い鋸歯があり、基部の鋸歯の先端は短いひげになる。表面はざらつき、基部に糸状の托葉のある葉柄がある。
花は葉に対生して1〜2個つき、径約8mm。短い花序柄の先のごく短い花柄の先に散状につく。がある花弁は5個、黄色。雄しべは多数。
果実(刮ハ)は円柱形、長さ2〜3cm、径4〜6mm、6〜8稜があり、先端は細くならず嘴状のやや開出する突起がある。
別名 トガリバツナソ
- 分布・生育地 :
帰化(熱帯アジア〜アフリカ原産)(九州(奄美大島以南)〜沖縄にかけて帰化、稀に本州にも発生) (国外:熱帯アジア〜アフリカ) 畑や道端
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年10月8日 沖縄県西表島 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
西表島の畑の隅を覆うように広がっていた。特徴ある果実が目に付くが、花はと見ると夕方のせいか閉じていた。
翌日昼開花を待って撮影し調べると、よく似たタイワンツナソという花もあるようだが、茎が這って広がり、果実(刮ハ)がやや短く、先端が細くならずに3〜5個の嘴状に開出するという特徴から本種と判断した。
アジアからアフリカの熱帯域の原産で、奄美大島〜沖縄に帰化している他、稀に本州にも発生するようだ。また沖縄のものは自生であるとの見解もあるようだ。

同じ科の仲間の花
|