ハツシマカンアオイ(初島寒葵)

Heterotropa hatsushimae


ハツシマカンアオイ1


  • 科名・属名 : ウマノスズクサ科 カンアオイ属
     注.APG分類では、学名(Asarum hatsushimae)

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     葉は卵形〜卵状三角形、長さ7〜12cm、幅5〜7cmの多年草。先は尖り、基部は深い心形。表面は暗緑色で光沢がなく、普通白班は入らない。縁近くに短毛が生え、裏面と葉柄には長毛がある。花柄は長さ2cm以上と長く、時に6cm以上になり、普通地面とは接しない。
     花は萼片が花弁化し、下半部が合着して萼筒になり、萼筒は長さ15〜20mm、径12〜15mm、淡緑色〜緑紫色で、上部は多少くびれる。萼裂片は3角状広卵形で斜開し、長さ5〜7mm、先はやや鋭頭、縁と共に白い毛が密生する。花柱は6個で直立し、先は短い角状になり、柱頭が側生する。雄しべは12個、内外に2列に並ぶ。

  • 分布・生育地 :
     九州(徳之島)(国外:日本固有)
     常緑広葉樹林下

  • 花期 : 2〜4月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2005年3月12日  鹿児島県徳之島
    中・全体2、以下全て    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     カンアオイ類は、花期や咲き方の特異性から分布速度が遅く、多くの変種が知られている。一つ谷を隔てただけで別種のこともよくあるし、分布域の狭いものが多い。そのうえ、葉の斑紋の変化が好まれて園芸用の採取が多く、多くの種が絶滅寸前である。
     花の撮影を始めた頃から好きな花であるが、撮影となると上記の理由から年々難しくなってきている。
     本種は徳之島の固有種で、花柄が長く伸び花を咲かせるという特徴がある。
     雨の中、この花があるという山に分け入る。寒さでハブの心配は少ないものの、暗くて探すのも容易ではない。やっと花をつけている株を見つけた。花の付き方はコウヤカンアオイに似ていた。

  • 葉

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ハツシマカンアオイ2

花