オナガサイシン(尾長細辛)

Asarum leptophyllum


オナガサイシン1


  • 科名・属名 : ウマノスズクサ科 フタバアオイ属
     注.APG分類では、学名(Asarum caudigerum)

  • 特徴 :
     林下に生える多年草。
     茎は地上を這うが、節間は長く伸びず短く、白い長毛がある。
     葉身は卵状三角形〜広心形、長さ7〜15cm、幅5〜8cm。先は尖り、基部は心形、全縁。緑色で光沢があり、時に雲紋状に斑が入り、白い長毛を散生する。葉柄は長さ9〜12cm。
     花は萼片3個がお互いに接合して筒状の萼筒となり、長さ約1cm、萼筒の上部はやや括れ、外側には長い毛がある。萼裂片は3角状披針形、長さ10〜25mm、先は尾状に伸びる。花柱は6個、互いに合着して柱状になり、長さ約4mm、雄しべは普通12個、柱状の花柱取り囲む。
     別名 カツウダケカンアオイ

  • 分布・生育地 :
     沖縄県(沖縄本島) (国外:中国(南部)、台湾)
     山地の常緑広葉樹林下

  • 花期 : 2〜3月

  • 撮影月日・場所

  • 上・全体1 2004年3月6日  沖縄県沖縄本島
    中上・全体2、以下全て    同  上
    (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
  • 撮影記 :
     沖縄本島北部の石灰岩地に希産している。
     花仲間から教えてもらった場所は、セイタカスズムシソウが繁茂し歩くのも容易でなく、本種らしい葉は全く見当たらなかった。かといって、ハブが出てきそうな藪をかき分けて入るには勇気がいる。
     ここまできて空振りでは癪に障るので、思い切って藪をかき分ける。すると小さな蕾を付けた株をやっと見つけた。蕾があるなら開花している株もあるはず。恐怖を忘れ探し回り写真の花を見つけた。
     この仲間は色々見ているものの、萼裂片の先が細長く伸び、萼筒には毛が密生しているなど、他にはあまり見られない印象的な花である。

  • 葉 同じ科の仲間の花
オナガサイシン1

花1(正面)

花2