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- 科名・属名 : ガマ科 ガマ属
- 特徴 :
草丈1.5〜2mの多年草。
根茎は横に長く伸び、普通群生する。
葉は線形、長さ1〜2m、幅1〜2cm。厚くて無毛、基部は筒状になって茎を抱く。
花は茎の先に円柱状の花穂をつける。雄花穂と雌花穂近接し、下部は雌花穂で、長さ10〜20cm、太さは開花時で径6mm。雄花穂は雌花穂より細く、長さ7〜12cm。花粉は黄色で4個ずつ合着している。
雌花穂は果期になると花柄が伸び、径1.5〜2cmになり、いわゆる「ガマの穂}になる。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:北半球の温帯〜熱帯域、オーストラリア) 池、沼、川の縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体(果期) 2013年8月29日 東京都あきる野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・雄雌花穂(果期) 同 上
- 撮影記 :
写真は果時の状態で、雌花穂は径1.5〜2cmとかなり太くなり「ガマの穂」状態になっているが、この様子にならないと目立たず、図鑑などもこの状態の写真が多い。
沼や池の縁の浅い水中に生え、群生してることが多い。
漢方では花粉を蒲黄(ほおう)といい、傷薬として用いられるようだ。
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