ナガハグサ(長葉草)


ナガハグサ1


  • 科名・属名 : イネ科 ナガハグサ(イチゴツナギ)属

  • 特徴 :
     草丈(15〜)30〜80cmの多年草。帰化。
     根茎は地下に長い匐枝を伸ばし増え、大きな株は作らない。稈は平滑。
     葉は線形、長さ7〜20cm、幅2〜4mm。先はボート形で急に尖る。一番上の葉身は短く、茎に沿って上を向くことが多い。葉鞘は平滑、葉舌は短くて目立たず、先は円頭
     花序は円錐状で、長さ8〜18cm。花序の枝は4〜6個が半輪生し、ざらつく。小穂は卵形、長さ3〜6mm、2〜6個の小花がある。護衛の中脈は明らかで、綿毛が多く、内頴の竜骨はざらつく。

  • 分布・生育地 :
     5〜7月

  • 花期 :  帰化(ヨーロッパ原産)(北海道〜本州に帰化) (国外:北半球の温帯域に広く分布)
     日当りのいい山野

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2025年5月7日  東京都八王子市
    中上・全体2 2020年5月8日  東京都稲城市
    (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
    中下・花序 2025年5月7日  東京都八王子市
    左下・小穂、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     明治時代の初めにケンタッキー・ブル−グラスの名で導入された牧草で、戦後に緑化や砂防用に使われたため、広く野生化した。
     ナガハ(長葉)の和名が付けられているが、イネ科の植物の中でとしては特に長いということはない。
     似たような植物が多く、葉のつき方や形などで同定したが自信は持てない。

  • 葉

    葉鞘

    同じ科の仲間の花
ナガハグサ2

花序

小穂