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- 科名・属名 : ガマ科 ガマ属
注.APG分類では、学名(T. domingensis)
- 特徴 :
草丈1〜1.5mの多年草。
根茎は横に這い、茎を直立する。
葉は線形、長さ1〜1.5m、幅0.5〜1cmで、ガマより狭い。
花は茎の先につき、円柱形で、上部に雄花穂(雄花群)、下部に雌花穂(雌花群)がつき、その間に隙間がありやや離れてつく。雄花穂は長さ6〜30cm、雌花穂は長さ5〜20cm。柱頭は線形〜狭披針形、。雄花は2〜3個の雄しべからなり、花粉は合着せず1個ずつ離れてつく。
果実(堅果)は1個の種子が入る。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:世界の温帯〜熱帯域に広く分布) 池、沼、川の縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2009年7月20日 東京都日野市 中上・全体2 2015年8月8日 兵庫県小野市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・雄雌花穂1 2009年7月20日 東京都日野市 下・雄雌花穂2 2015年8月8日 兵庫県小野市
- 撮影記 :
写真は果穂の状態でガマ類の果穂はどれもよく似ていて区別が難しいが、この花は果穂の写真でわかるように、雄花穂と雌花穂の間に隙間があり、軸が見えるのが特徴である。
ヒメ(姫)と和名が付けられているが、他のガマ類と比較しても特に小さい訳ではなく、世界的にもこの花の方が広く分布している。
上の写真も東京都を流れる多摩川の川岸の水溜りに生えていたものである。
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